この記事を読んでわかること
・最新の住宅トレンドがわかる
・家づくりの方向性が決まる
・情報の取捨選択で優先順位がわかるようになる
そろそろ住宅を新築しようと考えている方は、施工会社やデザインや住宅機能など、様々な情報収集をしていることかと思います。
住宅展示場やオープンハウス、住宅情報誌や住宅情報サイト、ホームページやSNSなど、現代では多くの情報で溢れていて、「住宅迷子」や「家づくり迷子」という言葉ができるくらいに、家づくり情報の取捨選択が難しくなっているのが現状です。
住宅迷子にならないためには、まず住宅の市場動向(トレンド)を知った上で、どんな家づくりをしていきたいのか、方向性を決めることがとても大切です。
全てが最高の住宅を建てることができればベストですが、注文住宅には予算があるかと思います。
そこで、どんな家づくりをしたいのか方向性を決めることで、情報の取捨選択で優先順位をつけることができるようになります!
家づくりの最新トレンドについて
国土交通省 住宅局が毎年度報告している「令和4年度住宅市場動向調査 報告書」によるアンケート調査をもとに、家づくりの最新トレンドについてみていきます。
家づくりの方向性で最も重視されている点
注文住宅で一番重視されているのは、「住宅のデザイン」であり、続いて「高気密・高性能住宅」とあります。
複数回答が可であるため、多くの人が「住宅のデザイン」を重要であるとして選択することは予想できますが、「高気密・高性能住宅」が60.2%も選ばれていることは、注文住宅を選ぶ上でとても注目されているということが分かります。
昨今注目を集めているSDGsやカーボンニュートラルを社会的背景として、省エネ高性能住宅であるZEHやパッシブハウスの需要が高まっていることが家づくりの最新トレンドとなっています。
高気密・高断熱の高性能住宅が人気
高気密・高断熱住宅とは、建物の外気や冷暖房からの熱の逃げを抑えることができ、省エネ効果の高い住宅です。また、環境にも優しい住宅として注目されています。
まず高気密・高断熱住宅のメリットとして、エネルギー効率が良いことが挙げられます。
通常の住宅では、壁や窓から熱が逃げてしまいますが、高気密・高断熱住宅では、その熱逃げを抑えることができます。
その結果、エアコンや暖房器具の使用量が減るため、省エネにつながります。
また、断熱性能が高いため冬場の暖房、夏場の冷房も必要最低限度まで抑えることができます。
さらに高気密・高断熱住宅は、建物の気密性が高いため、防音性能が高くなります。
そのため、外部の騒音が建物内に侵入することを防ぐことができます。
その一方で、高気密・高断熱住宅にはいくつかのデメリットもあります。
まず、換気が必要になるため、換気装置を設置する必要があります。
また、このような住宅は特別な建材を使用するため、通常の住宅よりも建設費用が高くなることがあります。
そのため、初期投資が大きいと言えます。
今後の需要についても、環境問題や節約志向の高まりが予想されるため、需要はさらに拡大することが予想されます。
家づくりの方向性を決める
家づくりの方向性を決めるには、まず以下の項目について考えてみるのがおすすめです。
- 土地(立地)が優先か、建物が優先か
- 施工者(ハウスメーカー・工務店)
- 建築工法
- デザインやスタイル
- 居住空間の広さ、間取りや部屋数
- 予算
- コスト優先、パフォーマンス優先
- 住宅性能
- 再生可能エネルギーや各種先端設備の導入
上記について、すべての方向性を定めるのは難しいものですが、複数の項目について検討しておくことで、家づくりの方向性が決まりやすくなります。
こちらの記事は名古屋の注文住宅会社を45社紹介しており、構造や住宅性能、デザインについてまとめてあります。
また、私たちシャルウィハウスがコメントもさせて頂いておりますので、情報収集の視点で参考になる点もあるかと思いますので、ぜひご覧ください。