スマートハウスとは?

スマートハウスについて

About Smart House …

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スマートハウスとは?

What is Smart House ? …

スマートハウスは最先端のテクノロジーで住宅設備を制御しつつ、エネルギー消費と生産を最適化する住宅。
レジリエンス性能(減災と復旧)が高く、減災面では耐震に併せて制震と免震、復旧面では非常時にも停電しない電気のある生活を送ることができます。

スマートハウスの主な機能

  • 創エネ(太陽光発電)
  • 畜エネ(蓄電池)・V2H(EV用充放電機)
  • 省エネ(HEMS・IoT・AI)
  • 全熱交換換気・全館空調・全館調湿・全館正圧
1分30秒でスマートハウスが分かる!

スマートハウスの普及

株式会社富士経済の調査によると、スマートハウスの普及率は便宜上「HEMSを導入している戸建住宅」と定義した場合、2020年段階で3%程度とまだまだ普及していないのが現状。しかし、今後スマートハウスの普及率は高まっていくと予想されています。

環境省・経済産業省・国土交通省によりまとめられた「脱炭素社会に向けた住宅・建築物における省エネ対策等のあり方・進め方」によると2050年のカーボンニュートラル実現のために、住宅・建築物には太陽光発電設備が設置されていることが一般的となることを目指すことが決定されています。

シャルウィハウスでは、いち早く新築住宅の「スマートハウス化」に取り組んでおり、時代を先取りした家づくりを行なっております。

スマートハウスに似た用語との違い

スマートハウスと混合されがちな似た意味を持つ用語がいくつか存在します。
しかしそもそも「スマートハウス」には数値による基準といった明確な定義はありません。

そのため、異なる用語でも実質的にはほぼ同一に扱えるケースも存在しえます。
また、異なる用語両方に当てはまる住宅も存在しうるでしょう。

似た用語について目的やニュアンスの差異を中心に解説します。

スマートホームとスマートハウスの違い

スマートホームとスマートハウスには明確な線引きがあるわけではありませんが、スマートハウスは省エネ・創エネといった環境面への配慮や機能を重視した概念、スマートホームはIoTを活用して豊かな暮らしを実現することを重視した概念です。

IoT技術を導入した家電製品が「スマートホーム家電」と呼ばれる(スマートハウス家電とは呼びません)ことを考えると理解しやすいのではないでしょうか?

「ホーム」も「ハウス」も直訳すると「家」ですが、「ホーム」は「ホームタウン」「ホームグラウンド」といった「帰る場所」「自分の領域」などの概念を含む語です。
一方で「ハウス」は一軒家の建物そのもののみを指します。

ZEH(Zero Energy House)とスマートハウスの違い

ZEH(Zero Energy House)とは、太陽光等の自家発電で電力を創出しつつ、住宅の機能性で電力消費を抑えることで電力会社等からの電力購入を必要としない(実質電気料金がかからない)家のことを指します。
※国の定める省エネ基準としても同じ語が用いられますのでご注意ください。

スマートハウスもZEHも自家発電と住宅の機能性による省エネを前提とする点は同様。
エネルギーの生産と消費を最適化しつつ暮らしの利便性も追求するのがスマートハウス、生産と消費の差し引きで消費電力を0未満にすることを目指すのがZEHといった主目的やニュアンスの差異が存在します。

IoT住宅とスマートハウスの違い

IoT住宅とは、住宅の様々な機能がインターネットを通じて自動で最適化されることで暮らしを快適にする住宅のこと。

IoT(Internet of Things) 「モノのインターネット」とはPCやスマホといったデバイスだけでなく、冷蔵庫・エアコン・自動車といった従来は通信機能を持たない機械から玄関・照明といった元来機械ですらないものまでがインターネットに繋がる技術を指します。
この技術を住宅の様々な箇所に導入し、利便性を高めたものがIoT住宅です。

IoT住宅とスマートハウスは着眼点は異なり、IoT住宅には必ずしも自家発電は必要ありません。
ただし、両者とも住宅に最先端のテクノロジーを用いる前提は共通しています。

  • スマートハウス:最先端のテクノロジーで住宅設備を制御しつつ、エネルギー消費と生産を最適化する
  • IoT住宅:最先端のテクノロジーで住宅設備を最適化し、暮らしの利便性を高める

スマートハウスを実現する上でIoTの技術は今や必要不可欠。
両者は全く同じ概念ではありませんが、両立・共存しうるものです。

スマートハウスとパッシブハウスの違い

省エネで快適な住環境を実現する家としてスマートハウスと同様に注目を浴びているのが「パッシブハウス」(※)。
パッシブハウスは建築の躯体や構造を工夫することで自然の力を利用し、夏涼しく・冬暖かい家を実現しています。

両者は目指す目的、実現したいゴールは近しいですが、パッシブハウスは自然の力を利用する「体躯」が重要であるのに対し、スマートハウスは快適な空調コントロール等「HEMS(住宅設備のIoT機能)」を重視します。

両者は明確に異なる概念ですがパッシブハウスの機能を持った住宅にHEMSを導入することにより「スマートハウス×パッシブハウス」も成立します。

※正確には上記の機能を持つ住宅のうち、特定の基準をクリアし認定を受けたものが「パッシブハウス」、認定を受けていないが同じコンセプトで建築された住宅を「パッシブデザイン」と呼びます。

スマートハウスのメリット

スマートハウスにはコスト面・環境への配慮・生活の快適さ・災害時の利便性など様々なメリットがあります。

省エネ・電気代の節約

スマートハウスは日常生活の中で節電を意識しなくとも電気代を削減し、省エネにも貢献。

  1. 自家発電による消費電力の一部、または全部の供給
  2. 住宅の機能性による消費電力の削減
  3. IoTによる照明や空調の自動調節

これらの機能を組み合わせることにより、生活に不便さを一切感じることなく節電・省エネが可能です。

売電収益

電力の発電量が自己消費分を上回る場合、余剰電力は電力会社に売却し収益を得ることも可能です。
電気代がゼロになるだけでなく売電収入を得ることでスマートハウスの設備への初期投資の回収が早まることが期待できます。

生活の快適さ・利便性向上

スマートハウスは自動的に照明や空調が最適化されるため、常に快適な状態で過ごすことができます。
空調や電灯の調整を行うことなく過ごしやすい温度、湿度が保たれます。
設定によっては消し忘れを機にする必要がなかったり、省エネを気にする必要もなくなります。

災害対策

太陽光で発電した電力は蓄電池を導入することで保存することが可能。
災害などで電力会社からの電力の供給が途切れた場合でも一定期間停電することなく電気を使い続けられます。

スマートハウスのデメリット

スマートハウスが抱えるデメリットは初期費用・ランニングコストの費用面が挙げられます。

初期費用がかかる

スマートハウスを建築するにあたっては通常の住宅の建築費用に加えて太陽光発電設備・HEMS・蓄電池といった設備・システムを導入する必要があり、初期費用が高額になりがちです。

次の項目で詳細を解説しますが、数十万円~数百万円程度のコスト増となる可能性があります。

点検・メンテナンスに手間や費用がかかる

スマートハウスを取り巻く設備は定期的なメンテナンス・交換を要します。

例えば、太陽光パネルは土埃・砂埃や花粉、落ち葉や鳥の糞、周辺で行われた工事の塗料など様々な要因で汚れ発電効率が低下するため、定期的な確認や清掃が必要です。

太陽光を電力に変換するパワーコンディショナーは10年前後で交換が必須。
パネルも経年劣化により発電効率が下がるため、20年~30年での交換が奨励されています。

また、自然災害などで設備が破損した場合予期せぬ修理・交換のコストが発生することも。

機械の経年劣化による買い替えの必要は一般的な家電等でも同様ですが、スマートハウスはメンテナンスが必要な箇所が増えるため、対応のコストが上がります。

スマートハウスの建築・維持にかかる費用

スマートハウスの建築・維持にかかる費用はそもそも基盤となる家の費用によって大きく異なります。
ここではスマートハウスの機能を持たせるための設備について、初期費用や維持費用について解説します。

実際に導入する際はご予算に応じて柔軟な提案が可能なので、ご相談ください。

スマートハウスの初期費用

スマートハウスの設備・システムの導入にあたっての初期費用は以下が目安です。

  • 太陽光発電にかかる費用 1Kwあたり約25万円
  • 蓄電池にかかる費用(設置工事込) 80~150万円
  • HEMSの導入費用 15~20万円

目安としては5Kwの太陽光発電を取り入れるのに200万円強、7Kwで300万円強です。

スマートハウスの維持費用

スマートハウスの設備・システムの維持費用の目安は以下の通り。

  • パネルのメンテナンス 3~4年に一度、2~3万円 / 回
  • パワーコンディショナーの交換 10年程度に1回、20~30万円 / 回

加えて、普段の点検や簡易な清掃・除草などにかかるコストや自然災害などで不意に故障した場合には修理・交換のコストが都度発生します。

スマートハウスに導入できる補助金

スマートハウスの建築や改修にあたって自己負担を減らす手段として挙げられるのが補助金の活用。補助金には全国で利用できる国単位での補助金と、対象の地域の地方自治体が実施している補助金事業の2パターンが存在します。

ZEH支援事業(環境省・経産省)

スマートハウスとZEHは完全に一致する概念ではありませんが、ZEHの条件を満たすスマートハウスに対してはZEH支援事業の補助金が活用できます。

  • ZEH(55万円 )
  • ZEH+(100万円)、
  • 次世代ZEH+(100万円)
  • 次世代HEMS(112万円)

補助の上限額は導入する設備・機能により異なります。
※導入するお住まいのエリアや時期により異なる場合がありますので、参考までにご覧ください。

DER補助金(経産省)

分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業の名目のもと、各家庭に設置する蓄電池システムに対して補助金が支給されます。

  • 家庭用蓄電池3.7万円 / kWh、もしくは5.2万円 / kWh(初期実効容量により異なる) ※設置費・工事費の1/3以内
  • V2H充放電設備:設備費75万円 / 台(1/2以内)、工事費40万円
  • HEMSへの補助金額:上限5万円
  • 家庭用V2H充放電システム:設備費として上限75万円 / 台・工事費として40万円 / 台
  • エネファーム:4万円 / 台

ZEH補助金とDER補助金は併用して活用することができないので、実施時期や選択できる場合はどちらを選択した方がメリットが大きいかを考える必要があります。

各自治体のスマートハウス補助金

自治体独自の施策としてスマートハウスに対して補助金を支給している事例があります。

自治体の補助金と国の補助金は併用が可能なので、建築予定・改修予定の家の所属する自治体でこのような補助金事業が実施されていないか確認することをおすすめします。
※導入するお住まいのエリアや時期により異なる場合がありますので、参考までにご覧ください。

シャルウィハウスのスマートハウス

シャルウィハウスがご提供するスマートハウスはスマートハウスとしての機能を持つだけでなくさらなる付加価値をご提供。

レジリエンス性能

記憶から消えることのない東日本大震災、地震や台風などの大災害が猛威を振るっています。
生きていれば訪れるであろう大災害に備えて、減災や復旧の対策が必要。

シャルウィハウスのパッシブハウスはレジリエンス性能(減災と復旧)が高く、減災面では耐震に併せて制震と免震、復旧面では非常時にも停電しない電気のある生活を送ることができます。

スマートハウスの対災害特性(災害時の電気利用)に加えて、耐震・制振・免震を行うこともできることから、災害時には自宅が安全かつ過ごしやすい場所となります。

スマートハウスを体験できるモデルハウスへご来場ください

名古屋市南区三吉町 モニターモデルハウス

パッシブハウス×スマートハウスの高性能住宅です。
吹き抜けと全館空調が創る健康で快適な暮らしをご体験ください。

シャルウィハウスでは「パッシブハウス×スマートハウス」の家を体感していただくことができます。
世界基準の高性能住宅を体験することができますので、ぜひお気軽にご相談ください。