暦の上では春を迎えましたが、まだまだ寒い2月。家では暖かく快適に過ごしたいですよね。
快適な暮らしのためには温度と湿度、空気の流れがキーワードです。
高い買物である住宅を建てるんだったら、勉強しないなんてもったいない!
ということで始まったShall We Studyシリーズ!
今回は、『湿度』について、一緒に勉強していきましょう!
湿度の定義
空気の乾燥を表す指標のひとつである「湿度」。気象庁予報用語によると、
相対湿度…蒸気量とそのときの気温における飽和水蒸気量との比を百分率で表したもの。〈%〉
一方、Weblio辞書によると、
絶対湿度…1㎥の空気中に含まれる水蒸気の量をグラム単位で表わしたもの。〈g/㎥〉
というものがあります。
普通に湿度というと相対湿度を使うことが多いですが、
実際の人間の肌感覚に近いのは絶対湿度と言われています。
温湿度計の〇%の数字を見ても、数値のわりに乾燥してるなぁ~って感じることありますよね。
相対湿度だけでは湿度は空気の乾燥はわからないということですね。
水蒸気と湯気の違い
では、水蒸気とは一体何でしょうか。
水蒸気というのは『水が蒸発して気体となったもの』のことで、無色透明、無味無臭で目には見えないもの。
なので、湯気や雲は水蒸気ではありません。小さな液体の水滴がたくさん集まって白くみえているんですね。理科の授業みたいです。
水蒸気は空気の中に含まれていて、気温が高いほど多く含まれていて、、逆に下がると少ししか含むことができません。
なぜ冬は乾燥する?
冬の空気が乾燥しているのは
・季節風
・暖房
が主な原因です。
シベリアから日本海を渡って日本に来る季節風が、日本海の湿気を大量に含んでいて、これが日本の中央部の山地にぶつかって、日本海側の地域に大量の雪を降らせます。そのあと太平洋側に来たときには湿気は少なくなって乾燥した風になるのです。
また、エアコンで室内を暖めると、もともと水蒸気が少ない空気を暖めるため、室内は湿度が下がってカラッカラに乾燥してしまいます。
都会ほど乾燥する?
気象庁によりますと、都市化率の高い関東地方の2014年8月の都市化の影響による月平均相対湿度の変化と月平均気温の変化の分布図より、都市化の影響によって月平均相対湿度が低下していることが分かります。
つまり、都市化の影響によって乾燥化が起こっていると言えるのだそうです。
※都市化率…建物用地、幹線交通用地、その他の用地の占める割合
快適な湿度
先回のShall We Study11でも触れましたが、インフルエンザ抑制に温度と『湿度』が重要です。
なぜ湿度が重要なのでしょうか。その理由は
湿度が下がる➡粘膜が乾燥➡防御機能が下がる➡ウイルスが活性化
厚生労働省は、インフルエンザ抑制のためには、インフルエンザウイルスが低温・低湿環境では活性化し、人の気道粘膜が乾燥により機能低下することを踏まえ、室内の相対湿度50~60%を推奨しています。
空気が潤えばお肌のトラブルも減って快適に過ごせますよね。
建築物環境衛生管理基準では、「相対湿度を40以上70%以下」に保つことを求めています。
また、 相対湿度が約50%に維持されると、快適になる一方で、気密性の高い建物内で湿度をさらに高くすると結露の発生、
細菌やかびの成長を促してしまいます。
Shall We Houseの結露対策
高断熱・高気密の家は内外の温度差が大きくなり、結露が生じやすくなるためその対策が必要になります。
そこでShall We Houseでは、気圧調整型第一種全熱交換気システムと呼ばれる機械換気と風道(空気を送る管)を使って、家中に空気を循環させています。
しかもなんと、花粉、黄砂、PM2.5など細かな粒子を約99%除去したキレイな空気だから安心。
高機密・高断熱・全館空調の三拍子が揃っているので、温度も湿度も年中一定で快適な室内環境を実現します。
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