高い買物である住宅を建てるんだったら、勉強しないなんてもったいない!
ということで、始まりましたShall We Studyシリーズ第一弾!
今回は、住宅の性能でとても重要な『断熱』について一緒に勉強していきましょう!
そもそも『熱』とは?
例1:コーヒーを入れたカップで手が暖まる
↑固体中を熱が移動=伝導
例2:エアコンで部屋が涼しくなる
↑空気や水などの流体が熱を運ぶ=対流
例3:暖炉で体が暖まる
↑電磁波(赤外線)によって熱が移動=放射
熱は高温側→低温側に流れます。熱の移動には、上のように伝導・対流・放射の3つがあります。
住宅の断熱
断熱とは、熱が伝わるのを防ぐこと。住宅における断熱とは、熱伝導率が低い、つまり熱が伝わりにくい建材などで主に外気と接する部分を覆うことです。
断熱材の種類
断熱材には様々な種類があります。大まかな3種類と特徴は次のとおりです。部位、性質や施工性、また予算に応じて選択します。
①発泡プラスチック系
発泡スチロールのような板状・泡状の断熱材
メリット→水に強く加工しやすい
デメリット→熱に弱い、無機繊維系に比べて割高
〇硬質ウレタンフォーム
→優れた断熱性だが、燃えた時は有毒ガス懸念
〇ポリスチレンフォーム
→軽くて加工しやすい など
②無機繊維系
広く一般に使われている綿状の断熱材
メリット→燃えにくい、安価
デメリット→水に弱い
〇ロックウール
→その名の通り天然の鉱石を高温で溶かした綿状素材。
〇グラスウール
→ガラス繊維でできた綿状素材のことで、リサイクルガラスを使用し、防音効果もあるが、水に濡れると性能が下がるため、撥水加工製品もある。
⓷木質繊維系
天然木質原料を使った断熱材
メリット→燃えにくい、調湿効果、防虫効果
デメリット→高い、専門知識が必要
〇セルロースファイバー
→代表的なのが新聞紙にホウ素(ホウ酸団子に使われる)を混ぜて燃えにくくした綿状断熱材。他に段ボール、おがくずなども。
④自然素材系
自然素材を使った断熱材
メリット→調湿、防音、消臭など多機能
デメリット→価格が高い
〇羊毛
→羊毛に安全性の高い防虫処理をして綿状にした断熱材。調湿性、耐久性が高く、環境に優しい。燃えてもすぐ炭化する。
〇炭化コルク
→コルクチップを高温焼成し、コルクの樹脂で固めた板状の断熱材のため有害物質を含まない。
家の性能は断熱で決まる!?
家の中で断熱と言えば、壁や床下・屋根裏や天井に上記のような断熱材を施工することはよく知られています。ところが、基礎や窓などもしっかり断熱すると、格段に断熱性がアップすることは、一般的にあまり知られていません。ここでは、それらとShall We Houseおすすめ断熱方法について詳しく見ていきます。
●基礎の断熱という方法
一般的には、床下の断熱を採用することが一般的ですが、基礎部分を断熱する基礎の断熱問う方法もあります。基礎コンクリートの内側や外側全体を断熱材で覆います。
床下の断熱と違い、床下部分も室内温度と同程度の温度になるため、蓄熱効果が期待できます。デメリットは施工費用が高い、シロアリを発見しにくい、などですが、Shall We Houseでは、基礎断熱を推奨しています。
●一番面積を占めるのが壁
壁の断熱方法は、『内断熱』、『外断熱』の2つに分かれます。
一般的な住宅の場合、最大の面積を占めるのが壁面。ShallWeHouseでは、その大事な壁の断熱には、壁の厚み部分に断熱材を施工する『内断熱』を採用しています。吸音性に優れ、フロンガスを使わない『アクアフォーム』や、安全面や環境面(リサイクルペット)を考えた『パーフェクトバリア』をおすすめしています。
●窓の断熱
せっかく壁の断熱性に良い建材を使用しても、対策をしていない窓を使ってしまうと、窓から室内の熱を逃がしてしまうことになります。
具体的には、窓は樹脂製フレームの複層(2重)ガラス、さらにはトリプル(3重)ガラスにすることで断熱性が保たれます。
Shall We Houseでは『トリプルシャノンIIs/IIx』をおすすめしています。
●屋根面の断熱
屋根面に遮熱シートを使用すると、より断熱性能が上がるため、ShallWeHouseでは『トップヒートバリアー』という遮熱シートを併用するのをおすすめしています。
また、太陽光発電パネルを搭載することで、2重屋根をつくり、断熱効果がアップします。
このように断熱材の種類や方法には様々ありますが、せっかく高価な断熱材を使っても、施工性により性能が落ちるのは避けたいですよね。どんな施工をしているかをしっかり確認して、信頼できる業者さんにお願いすることが大切です。
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