高い買物である住宅を建てるんだったら、勉強しないなんてもったいない!
ということで始まったShall We Studyシリーズ!
10月7日には埼玉県を震源とした震度5強の地震があったばかりです。
今回は、住宅における『地震対策~耐震・制振・免震の違い~』について、一緒に勉強していきましょう!
木造住宅の地震対策
木造住宅は地震対策として、地盤・建物をそれぞれ対策していく必要があります。
◎地盤に関して
先回の『基礎』(詳しくはコチラ)でもお伝えしたように、軟弱地盤であれば、地盤改良などの対策が必要です。
◎建物に関して
・なるべくシンプルな形状にする
・大きすぎる部屋(続きの間など)を避ける
・屋根を軽くする
・柱は均等に配置して金物で補強する
・耐力壁(筋かい・面材)をバランスよく入れる
・雨漏りや湿気対策・シロアリ対策をする
耐震・制振・免震の違い
建物の一般的な地震対策は上記のようでしたが、
よく聞く耐震・制振・免震の違いはなんでしょうか。
順に見ていきましょう。
耐震
『耐震』とは構造体そのものが地震に耐えるように強度をもたせること
をいいます。建物を固くするというイメージです。
耐震のメリット・デメリット
・メリット
メンテナンスが不要、立地に左右されない
・デメリット
揺れ方よってはダメージを受ける
Shall We Houseは”耐震等級3”を確保した実績があります。
ではこの耐震等級とはどんなものなのでしょうか。
耐震等級
『住宅の品質確保の促進等に関する法律』(品確法)の規定に基づき住宅の性能に関し表示すべき事項などを定めたものが『日本住宅性能表示基準』。
構造の安定に関する項目として次の7つあり、等級が大きいほど性能が高くなります。
(新築住宅の性能表示制度ガイド・住宅性能表示制度の概要はこちら)
①耐震-倒壊等防止
②耐震-損傷防止
⓷①及び②で、免震建築物(等級表示なし)
④耐風
⑤耐積雪
⑥地盤(等級表示なし)
⑦基礎(等級表示なし)
この中の①が、よく聞く耐震等級です。次のそれぞれの地震による力に対して、構造躯体が倒壊・崩壊などしない程度の性能が求められます。
構造計算と耐震等
最初にShall We Houseの耐震等級3の実績についてお伝えしましたが、実は、木造で、2階建てや延べ面積500㎡を超えない建築物、つまり一般的な木造の2階建て住宅では構造計算不要とされています。この、”構造計算”とは、荷重や外力に対して建築物がどのように変形するか、また耐えられるか確かめる計算のことです。
ShallWeHouseでは1棟1棟構造計算をして安全性を確かめています。
制振
では次に『制振』についてです。
『制振』とは、建築物の揺れを制御する特性を付与することで、住宅においては、地震による損傷や崩壊を防いで安全性を確保するため、制震装置を構造体に設置します。Shall We Houseでは、建物への衝撃(地震エネルギー)を熱に変えて吸収する制振装置、『evoltz』をおすすめしています。
制振のメリット・デメリット
・メリット
構造強度を補強できる、揺れを吸収する
・デメリット
装置によってはメンテナンスが必要、間取りが制限されることがある、耐震よりコストがかかる。
免震
それでは最後に『免震』について『免震』とは、地震動を遮断・抑制して、上部構造に伝わる地震動を減らすことで、住宅では、建物の下にゴム素材やローラーなどの免震層をつくり、大きくゆっくり平行に揺らすことで地震の揺れを減らします。
免震のメリット・デメリット
・メリット
地震の衝撃を低減する、内部のダメージが少ない
・デメリット
設置やメンテナンスにもコストがかかる、仕組みやメンテナンス上のスペースが必要
このように、耐震・制振・免震には一長一短がありますから、しっかりと理解しておくことが大切です。
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