愛知県は5月26日、新型コロナウイルス感染拡大予防対策指針を策定しました。引き続き、県民・事業者に対して三つの密を避けるため
「新しい生活様式」の実践・定着を要望しています。
これを機会に住宅の現在の建物の換気基準を真剣に考えるべきだと思います。
国内ではこうしたウイルスが住宅内に侵入しやすい「第三種換気システム」を採用している住宅が多いことです。
第三種換気は気象状況の空気をそのまま住宅内に取り入れる換気設備のため、コロナウイルス、PM2.5、花粉などは換気設備を通して住宅内に侵入させる可能性が高いのです。
一般的な第一種換気システムは強制給気するため、ファンモーターで外気といっしょにホコリ、花粉、虫やゴミが吸い込んでしまい、本体のフィルターが詰まるリスクがあるそのため頻繁にフィルターを掃除したり、交換する必要があります。
このフィルターが目詰まりすると、風量の低下につながり換気システムの能力が発揮できなくなるので、頻繁にフィルターを掃除したり交換する必要があるのです。
それに比べ、弊社採用の気圧調整式第一種全熱交換換気システム「エクリア」では、換気扇メーカーの日本電興(東京都品川区)と北見工業大学流体制御工学研究室の共同研究により開発されたサイクロン式の給気フード(CV-100-MG)を使用しており、ホコリ、花粉、虫やゴミを屋内に入り込まないようにするために、換気装置の給気側にフィルターが設けられています。
同社が開発したサイクロン式給気フードは、独自のサイクロン技術で、給気時に吸い込まれる虫やゴミを除去します。また、ルーバーと呼ばれる円状に重なって配置された羽根を外気が通過すると、竜巻状の旋回流となり、その遠心力で虫やゴミが外側へ弾き飛ばされるしくみです。
弾き飛ばされた虫やゴミは下の受け皿に落ち、きれいな空気のみがダクトを通って本体へ送られる。捕集効果は95~99%だという数値が出ています。
- 虫やゴミ等を遠心力で吹き飛ばして約9割程度除去
- 内部フィルターの延命(メーカー説明では従来の約10倍)
- 目詰まり防止で風量がおちない
- 溜まったゴミはベンチュリ効果(流体の流れを絞ることによって、流速を増加させて、低速部にくらべて低い圧力を発生させる機構)で自動で落ちる
- 分離した新鮮空気だけを給気
外部からの微粒子などの侵入を防ぐ
「エクリア」では、サイクロンフードが換気本体に引っ張られる空気で「気流」を発生させて、まず第1ダムとして虫やホコリの中にいる微粒子などの侵入を防ぎます。
コロナウイルスは0.1~0.2マイクロメートルと言われています。しかしながらその微粒子を侵入させないとなると給気口に空気が通過しない蓋をする理屈になります。粒子径0.5マイクロメートルまで除去できるというこの給気清浄フィルターユニットがいかに優れているかがお分かりいただけると思います。
更に「正圧」という空気環境は、建物内の空気量が風船を常に膨らませている状態を維持していますので、ドアや窓を開けると同時に室内の空気が外へ排出される気圧ですので、一般の住宅では外気が家に侵入する「負圧」ではないことが大きな違いです。